Mittwoch, 31. Januar 2018

プラハ旅行

Guten Tag,

みなさんこんにちは。
今回は、以前訪れたチェコのプラハについてお話ししようと思います。

ドイツの東に位置し、首都プラハで有名なチェコ共和国。
プラハはその歴史地区全体が世界文化遺産に登録されています。

『変身』の作家、フランツ・カフカも
この街に魅了され生涯の大半をここで過ごしました。


旧市街の街並や歴史的建造物など魅力を挙げるときりのないプラハですが、
今回は、特に3つの焦点を絞りご紹介したいと思います。

まずはプラハ城。
なんと言ってもプラハ観光の目玉です。
世界で最も大きく古いと言われるほどの規模と歴史を持っています。

また、プラハ城と並んで有名なのがカレル橋。

モルダウ川に架かる雄大な橋は600年以上の歴史を誇り、

美しいアーチが日々多くの人々を惹き付けています。


橋塔や川岸から眺めるプラハの街は本当に息を飲むような美しさでした。


アルフォンス・ミュシャ
日本でも昨年、国立新美術館にてミュシャ展が開かれていましたね。

彼は19世紀末の芸術改革、アール・ヌーヴォーで活躍したチェコの画家です。



私は彼の絵の曲線美と穏やかなトーンが大変好きなので、
プラハで実際に彼の作品を見る事ができ、感動も一入でした。


プラハ場内、聖ヴィート大聖堂のステンドグラス。
他のものよりも一際鮮やかで、神秘的な感覚に飲み込まれそうになります。
中央には、チェコの守護聖人聖ヴァツラフとその祖母が描かれています。

ミュシャは、スラブ人としての誇りを作品中に表現することを度々試みたそうです。
このステンドグラスもその想いが強く現れた作品であると感じました。


②ユダヤ人シナゴーグ
実は、ここプラハは古くからユダヤ人が多く暮らす場所でもあります。

プラハのヨゼホフ地区には、6つのシナゴークがあります。
シナゴークとは、ユダヤ教の礼拝堂のことです。

ここには、ヨーロッパ最古の新旧シナゴークや

金の装飾が印象的なスペインシナゴーグも残っています。


各々のシナゴークは博物館にもなっており、
ユダヤ教の教えや生活習慣、
培ってきた歴史などを丁寧に知る事が出来ます。

第二次世界大戦中のホロコーストの歴史を今に伝える衝撃的な展示も多く見られました。


クラウゼン・シナゴーク
どのシナゴークも外見と内側から臨むステンドグラスが美しい。
天井が高く、静寂ながら少し重みのある独特の印象を受けました。


さて、

忘れてはならないのが食リポートですね!


堅く大きなパンに入った、じっくり煮込まれたグーラシュ。
中欧地域でよく見られるビーフシチューのような料理です。

そしてチェコと言えばチェコビール。
今回は一人旅でしたが、
せっかくなのでと思い美味しく堪能してきました。

他にも、濃厚なチーズの揚げ物や穀物から作られたパンなど
ドイツでは出会えない味に沢山出会う事が出来ました。

また、町中ではクネードリキを至る所で見かけます。

筒状に焼いたドーナツのようなチェコの伝統的なお菓子です。
中にジャムやアイスクリームを入れて売っているものもありました。

ちなみに、写真で奥に見えるのは市民会館。
ミュシャの絵があることでも有名な歴史的建築物です。


隣国でありながら、ドイツとは全く異なる雰囲気を持つチェコ。
プラハは、私がこれまで訪れた中でも上位を争うお気に入りの街となりました。


さて、次回は旅特集第二弾ということで
ドイツの西側に位置する国について取り上げます!
お楽しみに〜


bis dann! Tschüss.

Donnerstag, 18. Januar 2018

2018年の幕開け

Guten Tag,

みなさんこんにちは。

Alles Gute zum neuen Jahr!


明けましておめでとうございます。
今回は、私がどのようにドイツで新年を迎えたかについてご紹介します。

日本では、年末年始と言えば家族ですごす1年で大切な時期。
寺社への参拝や、おせち料理などの伝統的日本料理が象徴的です。

ドイツでは、クリスマスが重要な行事とされているのに対し、
新年を祝う習慣は日本ほど大きなものではありません。

1231日、
日本で言う大晦日のことを
ドイツ語ではSilvesterといいます。

この日は年越しにかけて、
新年の訪れを祝うために
多くの人が花火を上げたり、爆竹のようなものを焚いて大きな音を発したりします。

各家の庭や道路で行なわれるため、
あまりにも大きい音と、間近に見える花火に
夕方頃から終止どきどきしていました。

 
高台から街全体を眺めました。大きな花火が至るところであがる光景は圧巻!

日本が年明けを迎える8時間後に、
ドイツの年明けがやってきます。

日本の新年に思いを馳せていると
なんとなく、二度の年越しを味わったような気持ちにもなりました(笑)

テレビやラジオでは日本と同じように、
カウントダウンの歌番組や盛り上がる大都市の様子が放送されます。
私は友人や知り合いのドイツ人家族と共に年明けの時を待ちました。


Drei! Zwei! Eins…!!

町中で響き渡るかけ声と共に年が開け、
夜空は一層迫力のある花火の数々で染められていました。




私たちもシャンパンをいただきながら手打ち花火や小型打ち上げ花火を楽しみました!

日本とは全く異なる雰囲気の中で
想像を遥かに超えた年越しを迎えるが出来、心に残る思い出となりました。

ところで、新年が開けた今も、
町にはもみの木やクリスマス飾りが残っています。

私は、いくら新年を祝う習慣がそれほど強くないドイツでも、
少々片付けがゆっくりだなと少し不思議に感じていました。

しかし、実はクリスマスの一連の行事が16日まで続いているためだったのです。
この日は、バイエルン州では、
Heilige Drei Könige(東方三博士の祝日)という祝日です。

三博士とは、キリスト生誕を祝うために
星の導きにより贈り物(黄金・乳香・没薬)を持参した賢者たち(諸説あるそうですが…)
を指します。

この日を境にクリスマスの祝いが終了するのが習慣だそうです。

祝日だとすっかり忘れていた私は、
朝からスーパーマーケットに買い物に出かけてしまいました…汗

いよいよ大学の冬休み休暇も明け、
1月後半から始まるテスト期間に向けて授業が再開します。

次回は、ドイツの周辺国に旅行に言った際のことをお話ししたいと思います。


それではまた。
Ich wünsche Euch ein frohes neues Jahr, voller fantastischer Erlebnisse :)








Donnerstag, 11. Januar 2018

待ちに待ったクリスマス

Guten Tag,

みなさんこんにちは。
今回はクリスマスマーケットの模様をお伝えします。

ドイツでは11月下旬からクリスマス直前(122324日)にかけて、
各街ごとにWeihnachtsmakt(クリスマスマーケット)が開かれていました。

私の住むバイロイトは小さな街ですが、
11月上旬頃から準備が始まり、
12月に入るとすっかり街中クリスマスムード一色となりました。


12月初旬にさっそく、ローテンブルクのクリスマスマーケットに訪れてきました。
ローテンブルクはロマンチック街道と古城街道が交差する場所。
絵のように美しい街並が有名で、日本人にも人気の観光地です。



ローテンブルクの名物シュネーバル(雪玉の意、パイ生地を球状に揚げ、砂糖などをまぶしたもの)をいただきました。市庁舎からは街を一望することもできます。


さて、クリスマスマーケットで目にするものと言えば、

Glühwein(グリューワイン)
これは、赤ワインにシナモンやレモン、グローブなどを加え温めた飲み物です。
寒い雪の中身も心も温まる、ほっとするような味です。


クリスマスマーケットでは至る所にGlühweinの看板。露店ごとに異なるマグカップでワインが提供されるため、お気に入りのカップを見つける楽しみも♪ 写真はミュンヘンにて。

Krippe(クリッペ)
キリスト誕生の場面を再現した模型です。
各クリスマスマーケットには必ず出店の並びにクリッペの小屋が建てられています。


教会の中で展示されていた各国のクリッペの中から、こんな変わったものを見つけました!少し違和感を感じる展示もありましたが、世界中でキリスト教の精神が根付いていることを強く感じました。

クリッペは、実物大のものから片手サイズのものまであり、購入する事も出来ます。
クリスマス飾りを売る数多くのお店は何度見ても飽き足りません。

移動遊園地
クリスマスマーケットに突如現れる移動遊園地。
誰にとっても心踊る季節ですが、
子どもたちにとっては特に、1年に1度の夢のような行事なのだと思います。


観覧車にメリーゴーランド。
町中に突然遊園地が現れた様子は、なんとも魔法がかかったような圧巻の光景でした。

このように、クリスマスマーケットには心躍る仕掛けが沢山。
私は、週末を使い、多くの場所を訪れることができました。

その度においしい食べ物にワイン、
素敵なクリスマス飾りを手に取ってしまいました(笑)


次回は、新年の模様について取り上げたいと思います。

それではまた。
Tschüs!